口が臭い人にならないために!口臭の原因と対策まとめ

口臭ねっと

こんにちは!
口臭ねっとへようこそ!

早速ですが、思い出してみてください。

あなたは人と話すときに、相手の口臭が気になったことはありませんか?
だれしも一度は経験があると思います。

ではこれはどうでしょう?

あなたが話し出した途端、相手が顔をそむけたり、怪訝な顔をしたり、少し距離を置かれたり、と違和感を感じたことはないでしょうか?

もし、身に覚えがあるのであれば、おそらく「あなたの口は臭いです!!

口が臭いあなたは周りからこのように思われています。

  • ちょっと口が臭うな。少し距離を置いて話そう・・・。
  • 顔も性格もいいのに、口臭が気になる。この人とは、付き合うことが出来ないな・・・。
  • 営業さん、一生懸命頑張って説明してくれてるけど、口が臭くて説明が頭に入ってこない・・・。

知っていますか?

厚生労働省によると、「社会的容認限度を超える強さの口臭を持つ成人」は、平均15%も存在しているんです!
(※厚生労働省サイトより ※6%~23%の平均値として計算)

つまり、20人に3人の口臭は「社会的にも容認できない臭さ」なんです・・・!!

では、ここでまた1つ質問します。

あなたは友人の口臭が気になった場合、本人に直接伝えれますか?

私には無理です。

世の中の86%以上の人も、「他人の口臭を指摘できない」と答えています。

そこで、口臭ねっとでは、「自分の口臭に気付き、改善するための情報」をまとめました。

あなたの息、臭くありませんか?口が臭いと商談も恋愛も失敗しやすくなります。

口が臭い本人が、自分の口臭に気付かない理由

なぜ人は他人の臭いには敏感なのに、自分の臭いには鈍感なのでしょうか?
よく、自分のウンチは臭くないって言いますが、謎ですよね。

人間の身体は、実に高い順応力を持ちます。

例えば、寒い気候で育った人は寒さに強かったり、辛い食べ物も何日も食べ続ければ辛さに慣れますよね。

その中でも、嗅覚というのは非常に高い順応力を持っているのです。
自分の口臭にいつまでも慣れないと、ストレスが溜まってしまいますもんね。

別の言い方では「嗅覚疲労」とも言われるこの人体の仕組みが、自分の口臭に気付けない理由なんですね。

まずは自分の口臭をセルフチェック!

しかし、自分の口臭をチェックする方法はあります。

それが、「マスクを鼻まで覆うことです!

マスクを鼻まで覆うことで、自分の吐く息がダイレクトに鼻に入り、自分の口臭に気付くことができます。

恥ずかしながら、私も自分の口臭を自覚したのが、花粉症の時に付けたマスクでした。
あれはほんとに衝撃でした。

正直初めは、「このマスクなんだか臭いな・・・。」と、それでも自分の口が臭いだなんて気付いていませんでした。

しかし、ふと気付くんですよね。
これ、マスクが臭いんじゃなく、自分の息が臭いんだって。

そうです。マスクではなく、あなたの息が臭いんです!

マスクで自分の口臭に気付く女性

口臭の原因の87%は口内環境にあります

それでは、口臭の原因はなんなのでしょうか。

口臭の原因となるものはいくつか存在しますが、この中でも一番多い口臭原因が口内環境、つまり口の中にあります。
実に87%もの割合で口の中が口臭の原因なんですよ。

口の中には嫌気性菌という細菌が存在しており、この細菌が口の中の食べかすや血液などを分解するときに「揮発性硫黄化合物(VSC: Volatile Sulfur Compounds)」という物質を作り出します。

そして、この「揮発性硫黄化合物(以下、VSCと呼びます)」という物質こそ、口臭の原因だといわれています。

口の中にいる「嫌気性菌」という種類の細菌が、タンパク質やアミノ酸を分解して「揮発性硫黄化合物(VSC: Volatile Sulfur Compounds)」という物質を作ります。これが口臭の主たる原因物質です。

引用元:e-ヘルスネット「口臭の治療・予防」

口臭の原因物質は舌に出来る苔で作られる!

舌を出して舌苔を見せる女性

口臭の原因物質であるVSC。
このVSCは舌の上で多く作られます。

舌の上には舌苔という白い苔状のものが付着しています。
この舌苔には、はがれた舌の表皮や食べ物のかすなど、多くのタンパク質やアミノ酸が含まれているのです。

そして、このタンパク質やアミノ酸を嫌気性菌が分解してVSCを作ることによって、嫌な口臭が発生するというメカニズムなのです。

VSCの発生源のほとんどが舌苔歯周病だと言われています。
そして、その産生量の多さは舌苔が上回っているのだとか。

ですので、歯磨きだけでなく、舌掃除をして舌を清潔に保つことが大切になります。

歯周病も口臭原因の大きな一つ!

VSCの発生源で次に多いのが歯周病です。

歯周病の大きな原因は、歯垢や歯石です。
つまりしっかりと歯を磨くことが大切です。

特に歯周病は歯と歯肉の境目に溜まった歯垢や歯石が原因で引き起こされます。
歯ブラシだけでは磨きにくい場所ですのでデンタルフロスを使うなどの工夫が必要です。

実はVSCを発生させる原因のほとんどは舌苔と歯周病だと言われています。

なかでも歯周病は、悪化すると口臭だけでなく大切な歯を失うことだってありますので、しっかりと予防していきたいですね。

口臭が起こる原因まとめ

舌苔と歯周病が口臭の原因のほとんどを占めているとお伝えしましたが、口臭の原因はそれだけではありません。

そこで、口臭の原因をまとめてみました。

1.口や喉の汚れによる口臭
・舌苔があるから
・歯周病や虫歯があるから
・「食べかす」や歯垢が歯に詰まっているから
・扁桃腺に膿栓(臭い玉)があるから
2.口の中の乾燥(ドライマウス)による口臭
・緊張などのストレス
・コーヒー(珈琲)やお茶を飲んだから
・甘いものを食べたから
・タバコを吸ったから(喫煙)
3.体調不良の免疫力低下や病気による口臭
・風邪をひいているから
・胃炎や胃潰瘍などを患っているから
・蓄膿症を患っているから
・その他の病気を患っているから

 
こんなに口臭の原因があるなんて驚きですよね!
ただし、先ほどもお伝えした通り、87%以上の口臭原因は口内環境にあり、その中でも舌苔と歯周病がほとんどの割合を占めています。

また、口臭外来に来る患者さんのうち、何人かは診察の結果、口臭が認められなかったということもあるようです。

これは自臭症という症状で、簡単に言うと気にしずぎってことですね。

臭いの種類で分かる口臭原因

けど、専門家でもなければ、実際のところ自分の口臭原因が何なのかなんてわからないですよね。

しかし、実は口臭の原因を特定する方法があるんです。

それが「臭いの種類によって判断する」です。

口臭と一言に言っても様々な種類の臭いがあります。

どぶ臭い、うんち臭い、酸っぱい臭い、など。
これらの臭いの種類によって、ある程度あなたの口臭原因が何なのかが分かります。

どぶ臭い、腐敗臭、うんち臭い

どぶのような、生ごみのような、何かが腐ったような口臭は、一般的なVSCの臭いです。

このような臭いの原因は、舌苔や歯周病から多く作られますので、口内環境を清潔に保つ必要があります。

また、喉の扁桃腺に詰まる膿栓(臭い玉)が原因であることも。

チーズ臭い

チーズや納豆のような、なんだか発酵した口臭は、舌苔や歯の隙間の食べ物が発酵することによって作られている可能性があります。

このような臭いも口内を清潔に保つことによって改善されることが多くあります。

アンモニア臭

アンモニア臭というと、尿の臭いとして知られていますよね。

もし、口臭からアンモニア臭がしたら、少し注意が必要です。

肝硬変や肝臓ガンなどの肝機能障害、腎不全などの腎機能の低下などの腎機能障害がある方の口臭にはアンモニア臭を帯びていることが多くあります。

気になるようでしたら、一度お医者さんの診察を受けましょう。

魚が腐った臭い

先天的に口臭が魚が腐った臭いになる方がいます。
これは魚臭症とも呼ばれ、摂取した食事を体内で分解するときに発生するトリメチルアミンという臭いの物質が分解されずに、呼気や体臭として排出される症状です。

また、肝機能障害や肝機能低下の場合にも、同じような症状が出ることがありますので、気になる方は一度お医者さんの診察を受けましょう。

口臭対策

それでは、口臭が認められた場合、口臭を無くすためにどのような対策を取ればいいのでしょう。

口臭の予防、改善にはいくつか方法がありますので、一緒に見ていきましょう!

舌掃除

まずは、口臭の原因の中でも一番多いとされる舌苔。
口臭の対策を考えるのであれば、舌苔の対策からです。

舌苔を清潔に保つには、舌清掃が効果的です。
特に寝起きの朝には舌苔が増えていることが多くありますので、朝の歯磨きと同時に舌清掃を行いましょう。

ここで注意してほしいのが、歯磨きのついでに歯ブラシで舌を強く磨いてしまうこと。

歯ブラシで舌と強くこすると、舌に傷がつき、かえって細菌が繁殖しやすい状態になります。

また、舌の上には味覚を感じる味蕾(みらい)と呼ばれる器官が多く存在しています。
味蕾を傷つけることによって味覚障害が起こる可能性もありますので、舌清掃は正しく行いましょう。

舌清掃の正しいやり方は以下を参考にして、専用の舌ブラシを使うと効果的です。(引用元のページには画像も合わせて紹介されていますので、ぜひ確認してみてくださいね)

  1. 鏡を見ながら舌を思いきり前に突き出して、舌の後方に舌苔がついていないか確認してください。
  2. 舌ブラシを鏡で見える最も奥に軽くあて、手前に引いてください。
    決して力を入れ過ぎないようにしてください。
    またこの時に息を数秒間止めながら行うと、嘔吐反射が出にくくなります。
  3. 舌ブラシの先を水道の水でよく洗い、舌ブラシの先に汚れ(舌苔)がついてこなくなるまで、「1」「2」を繰り返してください。
    一日の舌清掃の回数は、起床時の一回で結構です。
    それ以上行うと舌の粘膜を傷つけるおそれがあります。
    また、舌に傷や潰瘍があるときは、舌清掃を中止してください。

引用元:e-ヘルスネット「口臭の治療・予防」のページ内の「舌清掃の方法」

歯科治療

次に口臭の原因として多い、歯周病。そして虫歯。

これらを治療するには、口の中を清潔にしておくことはもちろんですが、やはり歯医者さんに行くのが最適です。

また、歯医者さんによっては正しいブラッシングの方法を教えてくれたり、あなたに合った歯ブラシや歯磨き粉を教えてくれることも。

口の中のことは口の中の専門家に相談するのが一番安心ですよね。

私は定期的に歯科検診に行って、歯のクリーニングをお願いしています。
自分ではどうしても磨ききれない奥歯の隙間や、歯石の除去をしてくれるのでさっぱりするんですよね。

水でうがい

口が乾燥することによる口臭は生活においてよく発生します。
ストレスが溜まると喉が渇くというのは意外と気付かれていないかもしれませんが、緊張すると喉が渇くことは思い出せば誰しも経験があるのではないでしょうか。

夜寝る前にどれだけ綺麗に歯磨きをしても、朝になると口臭がキツくなっているのは、就寝中に唾液の分泌が減ることによる口内の乾燥が原因です。

あくまでも一時的な処置ではありますが、水でグチュグチュうがいをすることは、最も手軽で即効性のある口臭の対策方法ですよ。

ここで注意していただいたいのが、うがいはお茶やコーヒー、そしてジュースなのでは行わないことです。
これらでうがいをしてしまうと、口臭を抑えるどころか、逆に口臭をひどくしてしまう可能性があります。

なぜなら、コーヒーやお茶に含まれるカフェインには、唾液の分泌を抑える効果があります。
うがいしたその瞬間は口臭が抑えられるかもしれませんが、その後、唾液の分泌が抑えられしまって、かえって口臭がひどくなることも。

また、ジュースに多く含まれる糖分は、口内で非常に酸化しやすい性質を持ちます。
口の中が酸性に傾くと、嫌気性菌の働きが活発になり、口臭の原因物質が作られやすくなってしまします。

うがいをするのは、水が一番最適ということですね。

これらはうがいに限らず、カフェなどでコーヒーやジュースを飲むときにも同じことが言えます。
コーヒーやジュースを飲むときは、お水も一緒に頼んで定期的にお水を飲むようにしましょう。

唾液を出すツボ

唾液は口臭を抑えるのに一役買います。

なぜなら唾液には微量の抗菌作用が備わっているからです。

また、唾液のほとんどは水分ですので、口臭の原因である口内の乾燥も防ぎます。

ですので、口臭が気になる。けど近くに水がない。
というときには唾液を出すツボをマッサージして、唾液の分泌を促進することで口臭をある程度抑えることが出来るのです。

唾液の分泌を促進する手っ取り早い方法は、唾液腺をマッサージすることです。

唾液腺は主に頬と顎舌に存在しており、指先や手のひらで優しくマッサージすると、口の中に唾液がジワ~と出てくるのが分かると思います。

なかでも顎下腺をゆっくり押すと、唾液がじんわり出てくるのが分かりやすいと思います。
ぜひ、口臭がキツくなってきたのに、近くに水もガムも無いようなときは試してみてくださいね。

口臭を予防するには正しい歯磨きが必要不可欠

さて、ここまで口臭の原因や対策を紹介してきましたが、口臭を予防するのに大切なことは、やはり歯磨きです。

多くの人が朝と夜の1日2回の歯磨きをしていると思います。
1日2回として計算すると1年で730回も行っている歯磨き。

果たして、あなたは正しい方法で歯磨きを行えていますでしょうか?

私が小さい頃は、食後に歯磨きをしましょうと習った気がします。
しかし、現代では食後すぐに歯磨きをすることは、かえってマイナスの影響があると言われています。

歯磨きも日々進化しています。
正しいタイミング、正しい方法で歯磨きをすることが、口臭を予防する上では大切になるのです。

口臭が気になった時にすぐに歯磨きが出来るように、携帯用の歯磨きセットを持ち歩いていると安心ですよ。
正しい歯磨きの方法については以下の記事で詳しく説明していますので、気になる方はぜひ参考にしてみてくださいね。

正しくできてる?意外と知らない正しい歯磨きの方法

また、どうしても日中に歯磨きをすることが困難であれば、キシリトール入りのガムを噛むのもオススメですよ。
キシリトールには虫歯菌の活動を弱める効果があり、またガムを噛むことによって唾液が出やすくなります。

口内が唾液で潤えば、口臭予防につながりますからね。

他人の口臭が気になったときはどうする?

あなたは友人や恋人、配偶者の口臭が気になった場合はどうしますか?

お菓子メーカーのグリコが行ったアンケートによると、83.9%の人が他人の口臭を迷惑だと思っているという調査結果があります。(20代~50代の男女各100名 合計800名)

そして、同じアンケートによると、他人の口臭を指摘したことがあるという人は全体のたったの27.5%だったそうです。

そう、なかなか他人の口臭って指摘できないですよね。
なんだかすごく気まずい空気になりそうですし。

なんとか自分で気付いてくれーと願ってしまいます。

しかし、口臭って自分ではなかなか気付かないんですよね。

自分では気付きにくい、そして誰も指摘しない、、、という負のスパイラルに終止符を打つ方法を私なりに考えるとこれしか思いつきません。

お水を勧める

さきほど、即効性のある口臭の対策として「水でのうがい」を勧めました。

さずがにうがいを勧めるのは、「あなたの口、臭いですよ」と言っているようなものですので、難しいと思います。

口臭対策には、水でうがいまでせずとも、水を飲むだけでもある程度効果はあります。
ぜひ相手に水を勧めてみてください。

ただし、先ほどもお伝えした通り、コーヒーやジュースなどは逆効果になりますので注意してくださいね。

相手の口臭が気になったら、そっと水を勧めよう

いかがでしたか?

口臭は人間関係の様々なトラブルを引き起こすきっかけとなります。

周りの人を不快な気持ちにさせないためにも、そして自分自身が不快な気持ちにならないためにも、世の中から口臭がなくなればいいと思います。

大人の身だしなみとしての口臭予防。
そんな意識が一人一人に備われば、きっと口臭は防げるはずです。

とはいえ、口臭はなかなか自覚しにくいもの。そして、指摘もしづらいものです。

なかなか他人に口臭を指摘できない場合は、この記事をそっと勧めてみてはどうでしょうか。

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